ポジティブフィードバックとは、部下の考え方や行動の中で評価すべきだと思われる点を具体的に伝え、成長を促すことです。
ポジティブフィードバックによって、従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上などが期待できるようになります。
ポジティブフィードバックを行う際は、まず部下の評価したい発言や行動を具体的かつ客観的に伝えます。それによって部下自身に組織やチームに貢献したことを実感させることが大切です。
さらに、今後どのようなことを部下に期待しているのかを伝えることも、ポジティブフィードバックを行ううえで重要です。
しかし、ただ期待を伝えるだけでは意味がありません。部下の課題や目標を明確にし、モチベーションを向上させるための工夫をしましょう。
ポジティブフィードバックは、リアルタイムで評価することが大切です。たとえ肯定的な評価でも時間が経てば経つほど、効果が低くなる可能性があります。
また、ポジティブフィードバックを行ったということで満足してしまい、その後のサポートを疎かにしてはいけません。部下が報告・連絡・相談をしやすいように、こまめにコミュニケーションをとり、信頼関係を築くようにしましょう。
ポジティブフィードバックには、ほめて伸ばすという効果がありますが、その反面、部下が現状に満足してしまい、成長への努力を怠る場合もあります。
ポジティブフィードバックを行う場合は、否定的な意見を伝えることでポテンシャルを引き出すネガティブフィードバックと組み合わせてもよいでしょう。
部下の個性に合わせて、成長につなげられるようにフィードバックすることが重要です。