テレワークの勤務を導入している・検討している企業に向けて、起こりうる問題や管理方法等を身に付けるための研修です。
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テレワーク研修は、テレワークでも出勤時と変わらず業務を進めマネジメントをするために必要なスキルを身に付ける内容です。テレワーク導入前の計画を立てるところから、導入後の部下マネジメントまでを網羅的に扱います。
テレワークとは「Tele(離れたところで)」「work(働く)」の意味です。ICTを活用し、時間や場所にとらわれずに働くことを指します。(≒リモートワーク)新型コロナウイルス感染症対策として導入されるようになったテレワークは、「一つの勤務の方法」として企業に浸透している状況です。
≪参考情報≫令和3年度、国土交通省による調査から雇用型テレワーカーの割合は、新型コロナウイルス感染症対策として急増した令和2年度と比べ、さらに約4ポイント増加して、27.0%となりました。引用先:「テレワーク」実施者の割合が昨年度よりさらに増加!ー国土交通省ー
具体的には以下の種類があります。企業によってはいずれも許可している場合と、限定して許可している場合に分かれます。
種類 | 詳細 |
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在宅勤務 | 社員の自宅で業務を行う働き方です 通勤の移動時間が不要となるため、時間を有効に活用することができます。 |
サテライトオフィス勤務 | 自宅近く、通勤途中に設けられたサテライトオフィスで業務を行う働き方です。(シェアオフィ ス、コワーキングスペースも含む) |
モバイルワーク | ノート PC を活用して社員が選択した場所で業務を行う働き方です。 自由に働く場所を選択でき、移動時間も活用できるため効率的に時間を使うことができます。 |
テレワーク(リモートワーク)では柔軟な働き方が可能ですが、それによる次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | 内容 |
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コスト削減 | オフィスにかかる固定費や社員の交通費などのコストを削減することができます。テレワークを前提にオフィススペースを縮小する企業もあります。 |
多様な人材の雇用 | 日勤フルタイム出勤がしにくい人材が活躍できる場を作ることが可能です。育児や介護と両立する方が通勤時間を省くことでフルタイムに近い時間働くことができたり、地方や海外在住者と共に働くことも可能です。 |
生産性や効率の向上 | 隙間時間を利用してコワーキングスペースで仕事をしたり、自宅で作業に集中したりすることができます。予定外の打ち合わせや顧客の訪問による中断がないことは各自の仕事を進める上ではメリットとなります。 |
デメリット | 内容 |
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勤怠管理が複雑化 | 時間や場所に縛られずに働くことができるため、労働実態の把握が難しくなります。長時間労働や時間外労働が発生しやすい状況とも言えます。 |
社員間のコミュニケーションの減少 | 同じチームであってもそれぞれが別の場所で働くため、社員間のコミュニケーションが少なくなってしまいます。メールやチャットを使用すればいいことはわかっていますが、お互いが何をしているか見えにくいため、「連絡してもいいだろうか?」「確認した方がいいだろうか?」など余計に考える時間ができてしまうこともあります。新人や若手にとっては上司に相談しにくい状態と感じるでしょう。 |
部下のマネジメントや評価が難しい | 部下を直接指導したり、働きぶりを直接観察する機会が少なくなります。上司は最適なタイミングで部下のフォローをしなくてはなりませんが、テレワークでは、放置気味になったり、逆に過干渉になったりと部下へのちょうどいいコミュニケーション、支援をすることが難しい状態です。そのため、結果以外の部分での評価やフォローがしにくい点がデメリットとなります。 |
テレワークを実施する際のメリットを最大限にし、デメリットをできるだけ削減するためには、マネジメントする側(管理職など)とされる側(部下)が、お互いに適切な対応をしていく必要があります。具体的には以下の通りです。
勤務時間や休憩時間を自分で決めることができるため、自由度が高くなります。いつまでにどのタスクを行わないといけないか、オンとオフの切り替えはどうするかといったことを考え、自己を管理する能力が必要になります。参考研修:タスク管理研修
メールやテキストなどの文章だけで要件を正確かつ簡潔に伝えるコミュニケーション力は、リモートワークに欠かせません。参考研修:社内コミュニケーション研修
客観的評価を受ける機会が少なくなる傾向にあるため、定期的に自己分析や自己評価を行いましょう。生産性や効率性、モチベーションの向上が目的です。参考研修:モチベーションアップ研修
基本的には企業側で決められている場合もありますが、チームや部署内での細かいルールはある程度決めておくことが良いでしょう。テレワーク中の方へのコミュニケーションの取り方やチャットの終わらせ方、一人ひとりの業務管理・セキュリティなどについてもルールを決め、メンバーに周知していきます。
テレワーク下という「上司からは仕事の進み具合が見えない状況」では、適切に部下の業務をマネジメントしていくことが求められます。具体的には、PDSに沿って仕事を進めてもらい、適切な箇所で報告を上げる仕組みを作ることなどです。
PDS とは、Plan(計画)、Do(実行)、See(評価・見直し)の3つの過程を回して業務を行い、管理していくことです(PDCA と似たような形で活用することができます) また、WBSやガントチャートなど、全員のタスクを可視化できるようなツールを活用することも良いでしょう
1on1ミーティングとは、上司と部下の一対一面談のことです。評価面談など半年や1年に1回というスパンではなく、毎月実施するような短いスパンのものを指します。
テレワーク(リモートワーク)が続くことのデメリットとして、部下の変化(心・身体)に気付きづらいというものがあります。面談を定期的に実施することで不満や不安を早めに解決・解消することができます。面談の進め方や話の引き出し方についても研修内で強化していきます。
テレワークの勤務を導入している・検討している企業に向けて、起こりうる問題や管理方法等を身に付けるための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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公開講座 テレワークでの仕事の進め方研修(半日研修) - 在宅でも主体的に働く | 3時間 | |
一社研修 テレワークでの仕事の進め方研修【自律して主体的に働く】 | 4時間 (変更可) | |
一社研修 管理職向け テレワーク課題解決研修【改善へのマネジメント力をつける】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 テレワーク導入研修【導入から適切な運用まで】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 リーダー向け テレワークコミュニケーション研修 半日編【適切なマネジメントとアプローチを】 | 3時間 (変更可) | |
eラーニング動画講座 テレワークでの仕事の進め方研修 | 51分 | |
eラーニング動画講座 管理職向け テレワーク課題解決研修 | 86分 |
リスキルのテレワーク研修には次のような特徴があります。
テレワーク(リモートワーク)導入予定の企業様を対象とした研修をご用意しております。自社の課題や制度を確認しつつ、研修終了後は導入計画が出来上がるという研修内容となっております。
テレワーク(リモートワーク)では、決められた時間内で成果を出すための効果的な仕事の進め方が求められます。
「時間管理」「タスク管理」「社内コミュニケーション」という要素に焦点を絞り、テレワークにおける生産性の改善と向上の方法を学びます。
働き方改革や現在の状況によりテレワーク(リモートワーク)を導入したが、思うように進まず、生産性にもばらつきがあるという声がよく聞かれます。
研修では、テレワークにて起こりうる問題に対し「制度」「業務整備」「成果を出させるマネジメント」の3点で考え、改善策を検討します。
対応研修:管理職向け テレワーク課題解決研修【改善へのマネジメント力をつける】
テレワーク(リモートワーク)を実施している中で、現状自分自身やチーム全体として改善できることはないかを洗い出すことができます。忙しい日々の中で働きながらこれらを振り返ることはなかなか難しいものです。研修という場を活用することにより、自身やチームについて振り返り、明日から活かすことができます。
次のカリキュラムはテレワーク研修に属するテレワークでの仕事の進め方研修【自律して主体的に働く】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01テレワーク下での仕事について
テレワーク下で求められる仕事の進め方とそのスキルを理解する
02目標・計画による仕事の可視化
テレワーク下で適切に仕事をこなすための目標設定をし、計画を立てる
03オンラインコミュニケーション
オンライン上で適切にコミュニケーションが取れるようになる
LASTセルフケア
テレワーク下で陥りがちなストレスについて自ら対処できる手法を学ぶ
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。
リスキルのテレワーク研修内で扱う「テレワーク下で求められるスキル」は下記3点です。
- リモート下でのコミュニケーションスキル
- 自己管理スキル
- セキュリティ面での危機管理スキル
特に、リモート下でのコミュニケーションについては工夫が必要です。過度なコミュニケーションにならないように注意することが大切など、オンラインコミュニケーションというテーマで研修内では扱っていきます。なお、テレワーク導入後のマネジメント方法についても扱う研修がございます(管理職向け)
はい、可能です。リスキルのテキストに沿って研修を行いつつ、制度や教育方針については、企業様のオンライン上でのマニュアルを随時確認します。事前にマニュアル内容を共有いただくことで、それに沿った研修を行うことができます。また、当日マニュアルをご持参・配布いただくことでより現場に即した研修内容となります。
はい、可能です。リスキルのテレワーク研修では、対面(講師派遣型)・オンライン・対面オンライン同時のハイブリッド型の中から自由にお選びいただけます。特に本テーマであるテレワーク上のコミュニケーションなどはオンライン研修で実施することにより効果が現れます(オンライン上でのコミュニケーションの難しさや工夫しなければならない点が、まとめてよく分かる)
オンライン研修の実施が初めてという企業様からもご相談をお受けいたします。お気軽にお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルの研修は組み合わせ自由です。
・何日間の研修を実施したいか
・学習させたい研修内容は何か
・受講生(従業員様)はどの層か
など、ヒアリングさせていただいた上で、適切な研修をご提示いたします。
はい、可能です。事前のヒアリング時にお伝えください。(例:自社でのテレワーク形式を踏まえて、適切な管理方法を考えてもらうワークを作成するなど)
OJT研修のお見積りは10秒見積り(見積り作成ページ)より請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルは日本全国で研修を行っています。オンライン・対面いずれも全国各地で実施可能です。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
リスキルのテレワーク研修は、様々な企業様よりお問い合わせをいただいております。
制度としては以前からあったが、社員全員に導入したという場合も多く、改めて現状に合わせたルール作りが求められています。リスキルでは、導入前・導入後・マネジメントという視点に分けて学ぶことで、明日から使えるスキルを身に付けることができます。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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