デザイン思考研修 【顧客視点でサービス・商品を考え、試作する】

ユーザー目線での課題解決をするために必要な、デザイン思考を身に付ける内容です。

デザイン思考でユーザーニーズに沿ったサービスを提供する

本研修の対象

新入社員 若手社員 中堅社員

  • 顧客目線で自社のサービスや商品を見直したい方
  • アイディアを創出するための方法を学びたい方
  • デザイン思考を理解し、業務に活かしたい方

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

研修に対する課題
  • デザイン思考を理解し、ユーザー目線で必要な商品やサービスが提供できるようになりたい
  • デザイン思考の必要性を理解してもらい、業務に活かせる思考法を身に付けてほしい
  • 具体的にどのような場面で使うのか、イメージが湧かない
  • デザイン思考を体系的に理解している人がおらず、社内で学ぶ機会がない

デザイン思考研修の概要

デザイン思考研修では、企業や組織に必要な「ユーザー目線(お客様目線)」でサービスや商品を見ていく視点や、アイディアの出し方をまとめて学ぶことができます。

デザイン思考とは何か(どのような概念か)

デザイン思考とは、ユーザーが抱える問題を設計する(Design)ための考え方(Thinking)のことです。具体的には、ユーザーが問題だと思っているものを解決する方法を考え、新しいモノやサービスを生み出していくことを指します。デザイン思考のプロセスを項目ごとに理解することで、アイディアの出し方・まず動いてみることの重要性を認識することができます。

デザイン思考とは

なぜ、デザイン思考が必要とされているか

企業として優位に立つために、「利用するユーザーのことを正しく理解し、選ばれる商品・サービスを提供すること」が求められているためです。

一昔前までは、新しい商品を発売すれば売れるという時代でした。しかし、現状ではモノやサービスがあふれ、機能や性能の向上だけでは競合他社と差別化できない状態です。デザイン思考をもとに作られた商品やサービスは、ユーザーから選ばれやすく他の企業より優位に立つことが期待できます。

ユーザーの行動
従来   洗濯機の機能自体が新しいため、商品を開発したら売れていく
現在 洗濯機をどのように使用するかにより、商品が多様化している
例)一人暮らしが使う洗濯機なのか、家族4人で使う洗濯機なのか、置く場所、音の静かさ…

ユーザーのニーズを満たす商品でなければ、ただ新しいものを生み出したとしても売れない
また、他社に取って代わられてしまう可能性が高い

デザイン思考の流れ

デザイン思考は「共感・問題定義・創造・試作・検証」の5つのステップで進めていきます。各プロセスを細かく学び、方法論を理解します。

デザイン思考5つのプロセス

  1. 共感  : ユーザーの思考を理解する
  2. 問題定義: 潜在的なニーズや課題を探る
  3. 創造  : 問題を解決するための案やアプローチを出す
  4. 試作  : 試作品(プロトタイプ)を作成する
  5. 検証  : テストを繰り返し、フィードバックを参考にブラッシュアップをする

ユーザーの動きを時系列で捉える「カスタマージャーニー」などを活用していきながら、ユーザーにとって良い商品やサービスを考えることを流れで確認していきます。

デザイン思考5つのプロセス

デザイン思考が向いていないもの・欠点

上記のようにメリットも大きいデザイン思考ですが、弱点(デメリット)もあります。具体的には以下の通りです。

向いていないトピック

既存の商品・サービスの改良や目的が決まっている場合においては高い有用性を発揮しますが、考える商品やユーザーが曖昧な状態では効果を発揮しづらくなります。

具体的には、新商品・サービスの創出でユーザーが決まっていなかったり、明確な課題がない状態だったりの場合、デザイン思考を活用してアイディアを生み出すのには難しいものがあります

欠点

多種・多様なメンバーを集める必要があるということが、デザイン思考の欠点です。デザイン思考では、多面的に意見を出して話し合い、より良いアイディアを出していくため、様々なバックグラウンドを持つメンバーを集める必要があります。そのため、メンバーの確保や育成が難しいという欠点があります。

関連するコラム・記事もご用意

デザイン思考に関連するコラムや記事も多数ご用意しております。リスキルラボよりご覧いただけます。ぜひご覧ください。

デザイン思考研修のラインナップ

一社研修  自由度が高い一社で実施する研修
公開講座  日程が決まった参加型研修
eラーニング動画講座  見る時間が自由な動画研修

デザイン思考研修

ユーザー目線での課題解決をするために必要な、デザイン思考を身に付ける内容です。

研修タイトル想定研修時間
デザイン思考基礎研修 一社研修 デザイン思考基礎研修【企業側に求められる力をまとめて学ぶ】 6時間 (変更可)
デザイン思考基礎研修 eラーニング eラーニング動画講座 デザイン思考基礎研修 82分
速習版:デザイン思考基礎研修 eラーニング eラーニング動画講座 速習版:デザイン思考基礎研修 29分

図解思考研修

図で考え、表すことのメリットを理解し、現状や問題を見える化し、解決や提案への道筋が探れるようになることを目的とした研修です。

研修タイトル想定研修時間
図解思考研修 一社研修 図解思考研修【目的に合わせた図解力を】 6時間 (変更可)

ファシリテーション研修

会議時間を効率よく使うため、会議において重要なファシリテーターとしてのスキルを身に付ける研修です。

研修タイトル想定研修時間
ファシリテーション研修 公開講座 ファシリテーション研修 - 会議のホストでなくても使えるスキルを 6時間
Web会議ファシリテーション研修 一社研修 Web会議ファシリテーション研修【オンライン会議に対応する】 6時間 (変更可)
ロジカルファシリテーション研修 一社研修 ロジカルファシリテーション研修【納得感のある会議を行う】 6時間 (変更可)
ファシリテーション基礎研修 一社研修 ファシリテーション基礎研修【会議運営スキルを強化する】 6時間 (変更可)
ファシリテーション研修 eラーニング eラーニング動画講座 ファシリテーション研修 68分

発想力研修

組織全体として多くの人が発想力を発揮できるよう、発想力を高めると同時に具体化して実行するスキルを身に付ける研修です。

研修タイトル想定研修時間
アイディア発想力強化研修 一社研修 アイディア発想力強化研修【サービスや商品に関わるアイデア力を高める】 6時間 (変更可)
イノベーション人材育成研修 一社研修 イノベーション人材育成研修【基礎を短時間集中で学ぶ】 6時間 (変更可)

企画力研修

実務レベルで使える提案書や企画書を作成する技術を身に付けて、自己成長と社内・社外のビジネス貢献度を高めるための研修です。

研修タイトル想定研修時間
企画力向上研修 一社研修 企画力向上研修【ビジネスの成功を導く企画力を】 6時間 (変更可)
社内資料作成力強化研修 一社研修 社内資料作成力強化研修【明解な資料を作成する】 6時間 (変更可)

ラテラルシンキング研修

ラテラルシンキングを活かすことで、業務改善のみならず革新的な新しい発想やアイデアを導くための研修です。

研修タイトル想定研修時間
ラテラルシンキング研修 一社研修 ラテラルシンキング研修【独創的な発想を生み出す】 6時間 (変更可)

リスキル研修の特徴

リスキルのデザイン思考研修には、次のような特徴があります。

デザイン思考の流れに合わせて、ポイントが理解できる

デザイン思考、5つのプロセスについて基本的な考え方を理解し、ワークを通して手を動かしながら学ぶことでスキルを定着させることができます。流れに沿って必要な知識やスキルをまとめて学ぶことができる研修内容です。

自社のサービス・商品に置き換えて考えるワークを用意

研修内のワークでは、自社のサービスや商品を一つ挙げ、それについて考えを進めていきます
以下のようなワークで自身の頭を使って考えることができます。

  • デザイン思考を使って、自身のどの商品・サービスについて考えるか決める
  • カスタマージャーニーでユーザーがどのように商品・サービスを利用しているか書き出す
  • より良い商品・サービスにするために発想力を磨く
  • 出したアイディアの中から1つ選択し、試作してみる(プロトタイプを作る) ※研修時間内でできる範囲
  • 試作品を他グループに試してもらい、評価をもらう

デザイン思考研修では、他研修と異なり「よくある事例の説明」「ケースワーク(事例検討)」で学ぶより「自社のサービスや商品について考える」という方が学習効果が高まります。自社の商品・サービスについて考えながら学びを進めることができるため、自社の商品やサービスを振り返り、改善していくきっかけとすることができます

発想力を磨くことができる

アイディア力、発想力とはセンスや元々持ったものと思われがちです。もちろんその面も多くあるのですが、スキルとして身に付けられることも事実です。デザイン思考では、ユーザーのニーズをどうしたら商品やサービスに反映できるか、時間を使って考えてもらいます。様々な発想法を紹介し、実践してもらうことで発想力を磨くことができます。

研修カリキュラムの例

次のカリキュラムはデザイン思考研修に属するデザイン思考基礎研修【企業側に求められる力をまとめて学ぶ】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。

  1. 01デザイン思考の基礎理解

    ゴール

    デザイン思考の全体像を理解する

    • デザイン思考とは何か
    • デザイン思考の対象
    • デザイン思考を使った成功例
    • デザイン思考のプロセス
    • 本研修のルール
  2. 02トピック決め / 共感 / 定義

    ゴール

    デザイン思考の流れに沿って、共感の手法を身に付ける

    • トピック決め
    • 【ワーク】デザイン思考で考えるトピックを決める
    • 共感によるニーズの探索
    • ユーザーを観察する
    • カスタマージャーニーで整理・定義する
    • 【ワーク】カスタマージャーニー作成~定義づけを行う
    • (参考)ユーザーインタビュー
  3. 03発想

    ゴール

    アイデア出しの仕方を理解し、実践する

    • 発想する
    • ブレインストーミング
    • 【ワーク】ブレインストーミングで発想する
    • アイデアを選択する
    • 【ワーク】アイデアを選択する
  4. LAST試作 / テスト

    ゴール

    試作品の作成からユーザーテストまでのポイントを確認する

    • 試作品とは
    • 【ワーク】試作する
    • ユーザーに試してもらう(テスト)
    • 【ワーク】試作品を他グループに試してもらう
    • 【グループワーク】どのように改善するか話し合う

デザイン思考研修参加者(受講者)の声

研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。

情報通信企業様

内容: 満足・良かった

100.0 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • 水平思考で物事を考える機会があまりなかったため、考え方が参考になった。
  • プロダクトを企画する際に必須のフレームワークであり、自業務に活かせる部分が多くあると感じた。
  • お客様の潜在ニーズをブレスト等を行って炙り出すことの大切さがよく分かる講義でした。実際にメンバーとグループワークを行って異なる意見を出し合いながら1つにまとめていくのは大変ではあったが楽しさも感じた。

リフォーム・空間デザイン企業様

内容: 満足・良かった

100.0 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • コンパクトに必要なことがしっかり載っており見やすい資料となっていました。
  • 潜在ニーズの導き方からアイデア抽出までの一連の流れは仕事上必須になりますが、なかなかこう言った研修を行った経験がなかった為、ロジカルに、そして自由な発想から着地へ導き出す方法についてとてもいい学びになりました。
  • 各章ごとに不明点の確認をしたり受講者に質問するなど、WEBでも飽きさせないスタイルが有り難かった。
  • 潜在的なニーズを、把握するためにもヒアリング能力(ヒアリングのセンス)を向上させていくことが必要であることを痛感しました。今後もデザイン思考を用いて課題を考えるということを実践していきたいと思います。

生命保険システム開発運用企業様

内容: 満足・良かった

95.2 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • フレームワークを体系的に学ぶことができました
  • デザイン思考の重要性や向き不向き、潜在ニーズの探索法等を学べて大変有益でした。
  • デザイン思考を学ぶことが初めてだったので最初はきちんと理解できるか不安でしたが、基礎から説明いただきわかりやすく有意義な研修でした。
  • デザイン思考の基礎がよく分かりました。グループワークも程よい内容で、楽しみながら理解が深まりました。いろいろな場面で活用できそうな内容なので、学んだことを振り返りながら、普段から実践していきたいです。
  • 「デザイン」を考えるプロセス・手法を知ることができました。申し込み前から、ユーザーをイメージして新しいデザインを考えるというような研修を求めていたので、まさにという内容でした。

デザイン思考研修に関するよくあるご質問

デザイン思考研修とはどのような内容ですか?

デザイン思考とは、ユーザーが抱える問題を設計する(Design)ための考え方(Thinking)のことやその概念を指します。具体的には、ユーザーが問題だと思っているものを解決する方法を考え、新しいものやサービスを生み出していくことを指します。リスキルのデザイン思考研修では、デザイン思考のプロセスを項目ごとに理解することで、アイディアの出し方・まず動いてみることの重要性を認識することができるため人気の研修です。自社のサービスや商品を日々改善していく必要がある企業様にとって、社員一人ひとりに身に付けてほしいスキルとも言えます。

デザイン思考研修は、業務にどのように活かすことができますか?

デザイン思考とは、お客様に使っていただくサービスや商品を考える方に役立つ思考法です。デザイン思考研修を受けることで「ユーザー目線(お客様目線)」で物事を考え、サービスや商品を最良のものにしていく視点が身に付きます。

物があふれる時代にお客様に選ばれる物を提供していく方、ユーザー視点を持ってサービスや商品を開発していくことは重要な要素であり、明日からの業務に活かせる内容と言えます。

デザイン思考研修をオンラインで実施することは可能ですか?

はい、可能です。株式会社リスキルのデザイン思考研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。ワークをメインとして進めていく研修ですので、オンライン研修の場合、一人1PCを持っていると学習効果が高くなります。(なお、オンライン・対面について費用に変わりはございません)その他、デザイン思考研修の開催方法についてご相談ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

デザイン思考研修では、どのような事例・ケースを使って学びますか?

株式会社リスキルのデザイン思考研修では、「自社のサービスや商品」についてユーザー目線で見るという練習を研修の中で行っていきます。なぜならば、架空のサービスや商品を考えるより「ユーザーやお客様の顔、ニーズが思い浮かべやすいため」です。いくつか事例を考える場合もありますが、基本的には自社のサービス・製品について考えてもらいます。明日からどう現場で活かすかがわかりやすい、おすすめの研修内容です。別途扱ってほしい事例などがあれば打ち合わせ時にお伝えください。

研修時間が長く確保できないのですが、デザイン思考研修を実施することは可能ですか?

はい、可能です。株式会社リスキルのデザイン思考研修では、短いお時間での実施の場合、セミナーなどではなくeラーニング動画講座での学習をおすすめしております。セミナー(90分程度)ではどうしても短い間で伝えることが難しい研修テーマのためです。詳細は以下よりご確認ください。デザイン思考基礎研修【eラーニング動画講座】

デザイン思考研修と一緒に受けた方が良い関連する研修はありますか?

はい、ございます。株式会社リスキルのデザイン思考研修では、ユーザーのニーズを捉えた後、アイディアを発想し試作品を作成して試すことを繰り返します。そのためには「アイディア発想力」が必要です。デザイン思考研修の中でも触れていきますが、発想力向上に特化した研修もご用意しておりますので、セットでお受けいただくとより効果があがります。

アイディア発想力強化研修【ビジネスで使える発想を生み出す】

※重なる部分については省き、ケースワークを増やすなどの対応もできます。ご相談ください。

デザイン思考研修の費用を知りたい・見積りを取りたいのですが、どうすれば良いですか?

お見積りは各研修ページより請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手間なくご利用いただけます。 なお、デザイン思考研修の研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。

講師派遣型研修を実施する場合、開催場所は全国で可能でしょうか?

はい、可能です。リスキルは日本全国で研修を行っています。オンライン・対面いずれも全国各地で実施可能です。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県

よくあるご質問の一覧>

豊富な研修実績

リスキルのデザイン思考研修は多くの企業様にご利用いただいています。

アイディア出しの会議のはずなのに時間ばかり掛かってしまい、何も出ないことが多かった中で、その状況改善のヒントになる内容だったというご意見を頂戴しております。

リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています

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