OJT担当者(トレーナー)が、OJTをより効果的に行うために必要なスキルや考え方を学ぶ研修です。
若手社員 中堅社員 管理職
OJT研修とは、On the Job Trainingの頭文字を取ったもので、職場で業務を行いながら、必要な知識やスキル、仕事の進め方を習得させることを指します。新入社員に対して決められた期間(1年程度)にて担当者を付けて実施します。
リスキルのOJT研修では、先輩社員が効果的にチームのOJTを進めるために、そのノウハウを習得することを目的(ねらい)としています。
OJT(On the Job Training)とは、新入社員や中途採用者などの「指導対象者」に対して、「OJT担当者」が働きながら育成を行い、スキルを高めていくことが目的です。OJTの担当者を「トレーナー」、OJTを受ける対象者を「トレーニー」と呼びます。
1.目標を立てる
2.目標達成のための計画を立てる
3.計画の実行と管理をする
4.評価をする(部下へのフィードバックをする)
職場を離れた研修などでスキルや考え方を醸成することを「Off-JT(Off The Job Training)」と言います。その違いは、職場において指導をするか否かです。リスキルのOJT研修では、先輩社員が効果的にチームのOJTを進めるために、そのノウハウを習得することを目的としています。
OJTの期間は、通常3カ月から1年と言われています。しかし、具体的な基準は存在しません。企業が掲げるビジョンに基づいた新人教育の目標と、その達成度合いが、OJT期間の設定の目安となり、企業によるという状況です。
OJT制度のメリット・デメリットについて理解をすることで、上手く運用することができます。
企業や組織において、OJT制度を運用していくことには、大きく分けて3つのメリットがあります。
OJTでは個人の特性に合わせて人材育成が提供できるため、苦手な点、得意な点を見極めながら適切に成長を促すことができます。またOJTを実施している期間内は指導担当に質問をすれば良いという形になるため「困っていることを誰にも確認できない」「誰にどうやって聞けば良いかわからない」という状態を避けることにも効果的です。
全員に一律で教えることでは中々成長に繋がりません。一人ひとりの強みや違いを理解した上で指導することが重要です。
職場で実施されるOJTでは、その場・その時にフィードバックすることが可能です。実施した業務に対してすぐフィードバックが入ることで、教えられる側として「改善すべき点」「疑問点」が明らかになり、成長しやすくなるというメリットがあります。
OJT制度が適切に運用されていくことで、社内でのコミュニケーションも活発化されます。仕事に関する社内のコミュニケーション頻度は社内環境の活発化に関係しており、良い効果が期待できます。
上記のメリットがある反面、OJT制度には課題やデメリット(弱点)もあります。研修を受けることでこれらの課題を改善していくことが期待できます。
1つ目の課題は、体系的な育成が難しいことです。
OJTでは現場での「仕事そのものについて」「仕事のやり方について」を教えることを目的にしているため、結果として「仕事の本質はどこにあるのか」「他のケースにも応用できる根本的な考え方はなにか」が置き去りにされてしまいがちです。結果的に新人が「仕事はできるが、応用は利かない」となってしまう可能性があり、大きな課題となっています。
2つ目の課題は、教える側のスキルに依存してしまうことです。
教える側(OJT担当者・トレーナー)の育成スキルが低ければ、そのまま新人の成長時間に跳ね返ってきます。また、OJT担当者自身の経験則に依存した指導も多くなり、「会社の基本方針と違ってくる」「数年後に役立たなくなっている」などの例も見られます。担当者の力量に完全に依存してしまうのは大きなデメリットです。
3つ目は、OJT担当者(トレーナー)が多忙になることで指導が後回しになってしまうこともデメリットとして挙げられます。
OJT担当者が育成をする期間は、半年から一年が基本です。はじめのうちは丁寧に対応できていても、忙しい中でなかなかOJTが機能しなくなるということはどの企業でも起こりやすいことです。忙しい中でもOJTが適切に機能し、指導対象者が成長していく環境を作り上げる必要があります。
OJTには多くのメリットがある反面、行きあたりばったりの対応になりがちです。OJTを通して育成する目的が曖昧になることや、育成が後回しになったり、個々の担当の力量や経験則に依存してしまう恐れがあります。
OJT研修でOJTの方法論を学ぶことで、チーム全体で効果的な指導や育成が実施できるようになります。リスキルのOJT研修では、OJTの全体像を以下のように分け、それぞれのフェーズでOJT担当として行いたいポイントを確認していきます。
OJT担当者(トレーナー)が、OJTをより効果的に行うために必要なスキルや考え方を学ぶ研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 先輩社員向け OJT研修【部下をもたせる社員に】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 OJT研修 コーチング・ティーチング強化編【適切なアプローチ方法を磨く】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 OJT研修 伝え方強化編【半日で集中理解する】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 OJT研修 中途社員編【新たな職場でスキルを発揮させる】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 OJT担当者振り返り研修【指導方法を振り返り、改善する】 | 6時間 (変更可) | |
eラーニング動画講座 OJT研修 伝え方強化編 | 70分 |
部下が更に成長するために、部下の成長段階を理解し、割り当てるべき業務を与え、支援し、より効果的な育成を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 部下育成・後輩指導研修【適切な指導ができるようになる】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 部下育成のための指示方法研修【着実な成長を促す】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 仕事の任せ方研修【部下を育成し、自身の時間をより重要な業務へ】 | 6時間 (変更可) |
部下育成にとって必要な、モチベーション管理、目標設定、行動計画の管理などコーチングスキルとして必要な要素を伸ばす研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 コーチング研修【部下の意見を引き出すスキルを磨く】 | 6時間 (変更可) |
リスキルのOJT研修には次のような特徴があります。
OJT担当者としての役割を理解しないまま、ただ忙しさが増えたという認識を持っているOJT担当者も少なくありません。
リスキルのOJT研修では、企業にとってOJT担当者による育成がどれだけ重要であるかを理解してもらった上で、心構えなどを伝えることでマインドセットしてもらうことができます。これからOJT担当になる方に受けていただく場合でも、現状OJT担当として思うように育成ができていない方に対しても、効果的な研修内容です。
OJT担当者(トレーナー)には以下のスキルが必要とされています。OJT研修の中で扱っていくことで、自身が現状どのスキルが不足しているか、強化していく必要があるスキルは何かを理解できます。
OJT担当者として、具体的に何をするのか、どうすれば相手の成長に繋がるのかを体系的に学ぶことができます。「何するか決まっていない」「毎年同じような内容を変更したい」などのニーズに対応することができます。
リスキルのOJT研修では、より実践に即した研修内容をご用意しております。例)OJT全体の目標設定や新人の育成計画の実行管理のためのチェックリスト作成など、明日からOJT担当としてより良い育成やアプローチができるために、すぐ使えるスキルについても確認していきます。
次のカリキュラムはOJT研修に属する先輩社員向け OJT研修【部下をもたせる社員に】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01OJTの基礎理解と心構え
OJTの基本的な考え方と心構えを理解する
02OJTの全体像
OJTの全体像を理解し、OJT計画書やチェックリストの作成方法を学ぶ
03OJTにおける指導方法
OJTにおける、具体的な指導方法について学ぶ
04部下とのコミュニケーション
OJTの中で必要な、部下との円滑なコミュニケーションのポイントを学ぶ
LASTOJTの応用実習
ケーススタディを通して、部下に合わせた応用力を身に付ける
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。
OJT制度を運用していくことには、3つのメリット・効果があります。
1. 個人の特性に合わせて人材育成が提供できる
2. 即戦力となる人材を育成できる
3. 社内全体が向上する
「わからない」「質問したい」など、指導対象者(新人など)が抱える疑問をすぐに解決しやすくなるため、離職率の低下や企業への帰属意識の向上が期待できます。リスキルのOJT研修では、これらのメリットを理解した上で、活用できる考え方やスキルを磨いていくことを目的としています。
以下の違いがあります。どちらも取り入れている企業が多く、仕事になれるまでの半年~1年程度はOJTを活用していきます。
OJT:On the Job Training
職場で業務を行いながら、必要な知識やスキル、仕事の進め方を習得させること
Off-JT:Off The Job Training
職場を離れた研修・職業訓練などでスキルや考え方を醸成すること
はい、リスキルのOJT研修は、チーム全体でのOJTにも効果的です。
指導対象者(新人・若手)に関わる可能性のある皆さんに一緒に研修を受けていただくことをおすすめします。共通認識を持ってOJTを進めていくことが一緒に受けていただくメリットです。
その中でも、マネジメントを担当する方に関しては、どこまで育成が進んでいるかを管理することについての研修もご用意しています。
はい、ございます。こちらの研修です。 OJT研修 中途社員編
すでにビジネススキルの土台がある中途社員に対しては、新人や若手と違ったアプローチが効果的です。
OJT研修を通して、強みを活かし即戦力として活躍の場を与えるための育成計画の立て方や、仕事の任せ方について理解を深めることができます。
いいえ、ございません。
リスキルの研修では、研修前後にご準備いただくことやご提出いただくものは特にございません(企業様からのご希望で実施する場合は例外として)また、上司側にコメントをいただくものなどもございませんので、研修内で全て完結する形を取っております。
3~5分程度で終わるアンケートを実施させていただき、感想をお伺いすることはございます(企業様からのご希望で実施しない、ということも可能です。ご選択いただけます)
限られた研修時間の中で、明日から使える考え方やスキルを強化していきます。
はい、活用できます。
リスキルのOJT研修は一般的なOJT制度の説明とOJT担当者として必要なスキルを学ぶ内容です。しかし、業種における専門領域についてはご対応ができない場合があります。
例)看護におけるラダー制度に沿ったOJTなど専門的な部分は扱うことができない、など
現状、OJT研修については日本語のみでの開催予定となっております。ご希望にそえず申し訳ございません。
OJT研修のお見積りは10秒見積り(見積り作成ページ)より請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。
OJT制度という、新人1人に先輩社員1人がついて「働きながら学ぶ制度」における、先輩社員へ必要なスキルを学んでもらう内容です。教えるとは何かという基本部分から、OJT計画(育成計画)の作成方法、教え方・伝え方・指示の出し方まで網羅的に学ぶことができる、効果的な研修内容です。
企業のOJT制度における目的や職種によりますが、若手社員を付けることが一般的です。社歴としては2年目~4年目という形です。なお、OJT制度を利用して中途社員を育成する場合にはこの限りではありません。
企業や業種にもよりますが、一般的に言われていることは以下の通りです。
- 企業や部署の目的を理解し、実行に移す人
- 主体的に動ける人(自ら新人と積極的に関わる必要があるため)
- コミュニケーション能力がある人
- 柔軟性がある人
- 責任感がある人
なお、企業としては全ての社員がOJT担当として「人に教えることができる」ことが理想です。
はい、可能です。リスキルのOJT研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。お気軽にお問合せください。
OJTの期間としては、半年~1年という形が基本です。業務をレクチャーし一人で仕事ができるようになるまでの期間というところが目安ですので業種や職種により異なる場合もあります。なお、OJT研修自体の期間はOJT指導担当者に行う場合、4月より前に実施することがほとんどです。指導する対象者が入社する前までに学んでもらい、スキルを実施する準備をするという流れです。
はい、リスキルの研修は全国各地で実施可能です。開催場所についてご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
リスキルのOJT研修は多くの企業様によりお問い合わせいただいております。
新入社員や中途社員の早期戦力化を企業の重要な課題と認識されていらっしゃる方などから、明確な指針を持ってOJTに臨むことが出来るようになったとご好評を頂いております。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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