議論の際、自分の主張をより明確に伝えるために、論理的な話の組み立て方を理解し説得力のある発言をできるようにする研修です。
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本ページでは、ディベート研修の内容やポイント、ディベート力が個人や企業に与えるメリットを解説します。
ディベートとは、簡単にいうとあるテーマを「賛成」「反対」の立場に分かれて議論することです 。参加する個人の意見や考えは関係なく、賛成・反対派に分けられ、ルールに沿って議論を交わします。メリットが大きいと判断されれば肯定側の勝利、デメリットが大きいと判断されれば反対側の勝利となります 。第三者である審判により必ず勝敗が決まり、引き分けはありません。
ディベート研修とは、特定のテーマ(論題)について賛成・反対の立場に分かれて行うディスカッション形式の研修です。ディベートについて理解し、ビジネスシーンで必要となる論理的思考力、情報収集・分析力、論理的な話の組み立て方、傾聴力、意思伝達能力、上手く伝える力などを磨くことが目的です。
ディベートの基本的なルールは以下の通りです。それぞれの発言は記録され、採否は議論を聞いていた第三者によって判定されます。
多くのメリットがあるディベート力を身に付けるポイント・コツは以下の通りです。リスキルのディベート研修でも以下のスキルを磨く内容を実施しています。
ディベートにはいくつかの代表的な議論のパターンがあります。これらを理解し、使いこなすことで、説得力が格段に増します。
「Aという原因が、Bという結果を引き起こす」という論理です。単に「AだからBだ」と主張するのではなく、「AはBにどのように影響し、なぜそのような結果になるのか」を具体的に説明することが重要です。
複数の選択肢を比較し、自分の主張がいかに優れているかを証明します。例えば、「私たちの提案は、現状の課題を解決するだけでなく、コストも抑えられるため、他のどの解決策よりも優れています」といった形で、複数の評価軸で比較し優位性を強調します。
ディベートでは、ただ主張するだけでなく、相手の議論の弱点を突く質問が非常に重要です。
相手の主張が成り立っている「前提」は本当に正しいのかを問います。「なぜそのデータが信頼できると言えるのですか?」や「その解決策は、どのような状況で機能すると考えていますか?」といった質問で、相手の論理の土台を揺さぶります。
相手の抽象的な主張に対し、具体的な例や根拠を求めます。「『多くの人がそう感じている』とのことですが、具体的にどのようなデータに基づいていますか?」と問いかけることで、相手の議論が根拠に乏しいことを明らかにします。
論理的思考とは、「話の筋が通っていて、相手が『なるほど』と納得してくれること」です。相手を納得させることが重要なため、話の筋が通っていることはディベートにおいて必須のスキルとなります。具体的には以下のスキルです。
結論→根拠の順番で話すだけでも、筋道の通った話し方になります。つい間を埋めるために話してばかりの方がディベートではよくいらっしゃいます。自身が何を伝えたいかをはっきりさせることからはじめましょう。
普段から「なぜそうなるのか?」を考える習慣をつけることも重要です。「なぜこの会議は必要か」「なぜこの工程で進めているのか」を自身で問いかけ、それに応える練習をすることで論理的思考が強化されます。
フレームワークとは、物事を分析するための考え方の枠組みのことです。コンサルタントや学者が考えたものが多く、ビジネスの様々な場面で役立ちます。論理的思考を支える代表的なフレームワークには、以下のようなものがあります。
これらを活用すると、より論理的に考え、相手に分かりやすく伝えることができます。研修内では、ワークなどで扱いスキルを磨きます。
ディベートを上達させるには、「洞察力」も重要です。洞察力とは、物事の表面だけでなく、本質を見抜く力のことです。これにより、相手の矛盾点を見つけたり、問題の解決策を考えたりする力が身につきます。
先入観や固定観念にとらわれず、様々な視点から物事を考えることが、洞察力を高める方法です。以下のようなトレーニングを習慣化すると、問題が起きた時に冷静に状況を分析し、根本的な解決策を考えることができるようになります。
ディベートは、数をこなすことによる経験でスキルが磨かれていきます。そのため、実際に議論するワークや演習を実施することが必要です。リスキルのディベート研修でも、基本的なことを学んだ上で繰り返しディベートを実践していきます。
リスキルのディベート研修には次のような特徴があります。
会議で主張したいことが上手く伝わらない場合、相手の立場になって発言を構築するスキルと、主張を「完結」「明確」という軸で整理する論理的志向が必要となります。
これらを研修で身に付けることで、相手に納得感のある発言ができるようになります。
リスキルの研修では、受講生同士でディベートを行います。講義やワークで学んだことをディベートで実践することで、自身の発言や組み立て方の癖を把握することができ、改善案を洗い出すことが可能となります。
論理的な説明が出来るようになることで、自分の発言が相手に理解してもらいやすくなります。
ディスカッションで話し合うテーマについても企業様の目的やニーズに合わせて変更することが可能です。
研修という時間を使ってじっくり考えてほしいテーマ(事例・論題)などをヒアリングし、研修に反映させていきます。
議論の際、自分の主張をより明確に伝えるために、論理的な話の組み立て方を理解し説得力のある発言をできるようにする研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 ディベート研修 実践編【ケーススタディで身に付ける】 | 3時間 (変更可) |
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一社研修 ディベート研修 基本編【意義や必要スキルを理解する】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 ディベート研修 半日編【論理的に伝える力を磨く】 | 4時間 (変更可) |
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eラーニング動画講座 ディベート研修 基本編 | 68分 |
一人ひとりが主体的に問題を発見し、原因を探り解決できる組織づくりを目指すために、具体的な手順を学ぶ研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 問題解決研修 解決策立案編【アイディア出しから実行・評価まで】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 問題解決研修 基本編【主体的に問題を解決する力をつける】 | 6時間 (変更可) |
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一社研修 課題設定力向上研修【適切な問題発見/分析/課題設定ができる】 | 3時間 (変更可) |
ロジカルシンキングを身に付け、論理的に問題発見・解決ができる人材になるための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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公開講座 ロジカルシンキング研修 - 論理的に考え、伝える | 6時間 |
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一社研修 ロジカルシンキング研修【本質をとらえ・伝える力を身に付ける】 | 6時間 (変更可) |
ビジネスシーンで、相手により伝わりやすく納得感の与えられる話の組み立てができるようになるための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 伝える力強化研修【相手に理解してもらう伝え方を】 | 6時間 (変更可) |
会議時間を効率よく使うため、会議において重要なファシリテーターとしてのスキルを身に付ける研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 ロジカルファシリテーション研修【納得感のある会議のために】 | 6時間 (変更可) |
人前でプレゼンテーションを行う方が、より相手にわかりやすく、伝わるための実践力を習得する研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
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一社研修 プレゼンテーション研修 基本編【プレゼンスキルと資料作成力を磨く】 | 6時間 (変更可) |
次のカリキュラムはディベート研修に属するディベート研修 基本編【意義や必要スキルを理解する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01ディベートの基礎理解
ディベートの基礎と全体像を理解する
02ディベートの流れを確認する
ディベートの流れを確認し、ワークを用いて聞く・伝える・考える力を磨く
03ディベートにて活用できる伝え方
議論の際、相手を納得させるための伝え方を確認する
LASTディベートを実践する
研修で扱ったスキルを活用して、ディベートを実践する
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。(2025年現在、直近に実施した研修よりピックアップして表示しております)
「論理的にわかりやすく伝える力」「論点を押さえて聴く力」「論理的思考力」の3つが身に付くというメリットがあります。ビジネスシーンにおいてコミュニケーション力を磨くことは必須です。それに加えて論理的思考力を身につけることで、問題を解決し物事を前に進める力が習得できます。研修を通してこれらを習得することを目的に学ぶため、メリットの大きい研修内容です。
はい、可能です。初心者でも理解できるということを前提に作成している研修ですのでご安心ください。実際のディベートを演習を通して体験することで自身のスキルや思考力の現状に気づき、研修内容を学ぶことで強化していきます。論理的思考力が身に付きづらい新人~若手社員に対してもおすすめの研修内容であり、実践を伴うため効果的です。
まず、研修の前半でディベートへの基礎理解や全体像、必要な準備について説明をします。その後、実際にディベートをしていきます。ディベートは決められたルール内で行われます。ルールの説明や時間配分、タイムテーブルについても講習内で丁寧に説明していきますのでご安心ください。その他詳細についてはお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルのディベート研修は組み合わせ自由です。
・何日間の研修を実施したいか
・学習させたい研修内容は何か
・受講生(従業員様)はどの層か
など、ヒアリングさせていただいた上で、適切な研修をご提示いたします。
相手の意見を聴き、論点を押さえた上で批判していくことが重要なため、批判的思考(クリティカルシンキング)のスキルはディベートに必要なスキルではあります。概要として扱うことはありますが、ディベートを実践することがメインとなりますので詳しくは扱いません。詳しくはこちらをご覧ください。
はい、リスキルの研修は全国各地で実施可能です。開催場所についてご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
リスキルのディベート研修は、様々な企業様よりお問い合わせをいただいております。
自身の意見を主張することは簡単ですが、それを会議に参加する方に納得させるためには、知識とスキルが必要です。研修を通して基礎から学び、実際にディベートで討論することによって、本や自身で情報を得るだけでは習得できないスキルを身につけることができます。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
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