体験学習とは、受講者をグループに分け、ディスカッションやコンセンサスゲームなどを通して、今まで気づかなかった自分を知り、他人を理解する方法です。
コミュニケーションスキルやリーダーシップ養成のためのトレーニングに適しています。
座学研修は、対象となる従業員のスキルアップや業務知識の習得などを目的に行われます。
主に新入社員研修、コンプライアンス研修などに用いられ、受講者が講師の話を聞き、それを受講者同士で話し合い、行動計画を立てるのが一般的なスタイルです。
基礎知識を身につけやすく、継続して育成できるというメリットがありますが、どうしても受動的になりがちで、習得度にバラつきが出るというデメリットもあります。
それに対し体験学習は、自分の「知っている」を「できる」に変えることを目的に行われます。
他人とのグループ活動を通して、能動的に研修に参加できるため、座学研修よりも習得度が高く、成果が出やすいというメリットがあります。
その一方で、体験学習は座学研修に比べて費用がかかり、研修会場を確保しにくいといった面もあります。
体験学習には主なものが挙げられます。
・ロールプレイング
・コンセンサスゲーム など
・センシティビティートレーニング
・エンカウンターグループ など
体験学習は実践を通して、試行錯誤しながら解決策を導き出す学習方法です。
主体的に課題に取り組めるため、研修効果が高く、職場で活用しやすいという利点があります。
さらに体験学習は、従業員のコミュニケーションスキルの習得や能力開発に適しているため、組織のパフォーマンス向上も期待できます。