KPI(Key Performance Indicator)は、簡単にいえば、最終目標であるKGI(Key Goal Indicator)を達成するために必要な施策や、中間の数値目標のことをいいます。KPI、KGIともに、従業員が達成しやすい目標を設定します。
KPIが設定されることで、従業員は自身が何をすべきかがわかるようになります。
従業員同士の意思統一ができるため、進捗状況の把握や優先順位が明確になり、業務の見直し、問題解決が迅速に行えます。結果、従業員のモチベーションや生産性の向上につながり、組織全体のパフォーマンスもそれに比例して上がります。
一番最初に行うべきは、売上高や成約数など、最終目標であるKGIの設定です。
KGIは従業員が達成しやすい目標を具体的な数値で掲げます。次にKGIを達成するための戦略ともいえるKSF(Key Success Factor)を定めます。設定したKSFから、数値目標を検討し、KPIを設定します。
KPIは「SMART」といわれる以下の観点から設定しましょう。
S(Specific):具体的かどうか
M(Measurable):計測できるのか
A(Achievable):達成できるのか
R(Relevant):関連しているものは何か
T(Time-bound):目標達成の期限はいつにするのか
KPIツリーは、KGIを起点に目標達成のための道筋を1階層ずつ分解し、可視化した図のことをいいます。
例えば、ECサイトの売り上げ○○%アップをKGIとした場合、購入者数をアップさせる必要があるという施策の階層をつくり、そこから訪問者数、CVR(購入率)と分岐させます。
ここでいう訪問者数とCVRがKPIにあたります。