フォローアップとは、すでに習得している知識やスキルを再確認し、強化することをいいます。ほかにも、追跡調査や補填、バックアップなどもフォローアップの意味に含まれます。
ビジネスの場面では、フォローアップメール、フォローアップ研修などがよく使われます。
製品やサービスを購入した顧客や見込み客に対し、企業が商品やサービスについて問題点がないかを確認したり、関連情報を提供したりすることをいいます。
フォローアップメールの目的は、購買促進や顧客満足度の向上、課題発見などです。しかし、フォローアップメールを送っても、なかなか反応してもらえないのが実情です。
フォローアップメールを送る場合には、顧客の情報を収集したいのか、または購買を促進したいのかを明確にしましょう。そのうえで、商品やサービスのメリットを顧客にアピールします。メールに関連情報のリンクを入れ、クリックしてもらえる工夫をするのもおすすめです。
フォローアップ研修は、主に新入社員を対象に研修で学んだ内容の振り返りをはじめ、モチベーションの維持、悩み・不安の解消、ビジネスパーソンとしての基本姿勢、仕事をする意味の確認などを目的に行われます。
フォローアップ研修が行われるタイミングは、入社3カ月後、6カ月後、1年後が目安です。フォローアップ研修は、大きく2つに分けることができます。
一つは新入社員研修で学んだことを実践した成果や、現在と今後の課題をほかの受講者にプレゼンし、ディスカッションによってフィードバックをもらいます。これにより自分の課題点を発見でき、業務の改善につなげることができます。
もう一つは、次のステップに向けたアクションプランを策定するというものです。実践的なワークショップをもとに数年先の理想の自分を描き、現在の自分とのギャップを把握します。