若手社員一人ひとりに均一な基礎教育を提供し、営業スキルの底上げと定着率向上を目指すため、職種別の外部研修を導入されたセナリオ広島GHD株式会社様。OJTだけでは補いきれない育成課題や、外部研修を活用した狙い、実施後に感じた受講者の変化、人材育成に対する想いについて詳しくお話を伺いました。
研修導入の背景 ── OJTへの限界感と、ばらつきへの課題
まず、貴社の人材育成に対するお考えをお聞かせください。
住宅業界は、営業力・施工管理力・提案力など、個人の経験や成功体験によって成果の差が生まれやすい業界です。
そのため、一定程度、人材育成が俗人的なOJTになること自体は、必ずしも悪いことではないと考えています。
むしろ、中堅・ベテラン社員が持つ暗黙知や経験知こそが、当社の競争優位性の源泉です。
一方で、暗黙知が個人に閉じてしまうと、育成品質のばらつきや属人化という課題が生じます。
そこを集合研修を取り入れることで、各自が現場で学んできた知識や経験値を「横ぐし」でつなぎ、平準化させます。
研修の役割は、現場で起きていることを言語化・体系化し、なぜその行動が成果につながるのかを腹落ちさせることです。また、研修を知識のインプットの場ではなく、社員同士が成功事例や失敗事例を共有し、組織学習を促進する場として位置づけています。
今後も時代の変化や顧客ニーズに合わせて、人財育成カリキュラムを継続的にアップデートし、再現性の高い人材育成の仕組みを構築していきたいと考えています。
育成専任チームを設けたのはどのような経緯からですか?
以前は採用と育成が同じチームで担当していましたが、会社の規模が大きくなるにつれて分けることにしました。毎年20人近くの新卒を採用し続けているので、入社後のフォローにもきちんと力を入れなければなりません。
「育てれば定着する」という感覚が会社全体で共有されてきたのが大きかったですね。採用・定着・離職のコストを考えると、研修に多少時間をかけてでも、しっかり育てることが結果的には生産性やコストメリットにつながると判断しました。
今回、営業研修を外部に委託しようと思った具体的なきっかけは?
AI普及や住宅・不動産市場の激化により、これまで以上に営業個人の付加価値を高めて「選ばれる存在」になることが求められています。そのために、当社の経営資源である「人財力」を最大化する研修を重要視しています。
現場での実践的な知識も大切ですが、その土台となる「どこに行っても使える基本知識」や「接客の本質」は、あえて客観的な視点を持つ外部講師に依頼することにしました。
これにより、社員の考え方や人間力をより深く、自然と腹落ちさせ、営業全体の底上げを目指したいと思います。
弊社を選んだ理由 ── コスト・カスタマイズ・講師の三拍子
リスキルを知ったきっかけを教えてください。
最初はネットで研修会社を調べていて見つけました。
当時、「明日から使えるか」「受講者の身になるか」という軸で研修内容を見ていたのですが、リスキルはプログラムの中身がそのままわかりやすく掲載されていたので印象に残りました。
他の研修会社と比較して、決め手となったのはどの点でしょうか?
いくつか理由はありますが、大きくは三つです。
まずコスト。大手と比べると費用感がリーズナブルで、人数が増えてもそのままお願いできる料金体系がありがたい。
次にカスタマイズの柔軟性。こちらの業界・現場のニーズに合わせて内容を調整してもらえる。
そして講師の質。実際にやってみてわかったことですが、講師が受講者に歩み寄り、カリキュラム通りではなく受講者の理解度に合わせて動いてくれた。この三点が揃っていたことが大きな決め手でした。
受講後の変化 ── 講師の姿勢が生んだ「違うアンケート」
実際に研修を受けてみて、いちばん印象に残ったことは何ですか?
受講者から出てきたアンケートの内容が、これまでとは明らかに違ったんです。
「明日すぐ使いたい」「自分の本当の課題が見えた」——そういうコメントが並んでいて、手応えを感じました。
講師の方が「会社の問題解決」ではなく「受講者一人ひとりの問題解決」をしてくれていたのだと思います。
こちらのカスタマイズをしっかり受け止めたうえで、さらに受講者を見てアドリブで動いてくれる。そういう姿勢が研修の価値だと感じましたね。
今後、リスキルに期待することや要望があればお聞かせください。
二つあります。まず、ロールプレイング中心の研修をもっと充実させてほしい。提案力や接客の研修は、最終的にはロープレで身につくものなので、講師から直接フィードバックをもらえる時間が長い研修があると嬉しいです。
もう一つは、少人数で受講者と講師が向き合えるようなワンオンワン的な時間を研修の中に組み込んでほしい。「わかったかどうか」を研修の中で確認できる機会がもっとあると、人材育成担当者としてもとても助かります。
本日はお時間いただきましてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします