リスキルラボ 【2025年卒新入社員向け】新入社員の正しい服装や身だしなみって何?入社前のチェックポイント

新入社員研修
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2025年卒の方が入社する4月まで、約半年を切った。新社会人となる方にとっては学生生活を楽しみながらも、必要な準備をそろそろ考えておきたい時期だ。

本記事では、2025年度卒の方が自身の力を発揮し、スムーズに社会人生活をスタートさせるために必要な準備や心構えを解説していく。新社会人となる方だけでなく、人事・研修担当者にも確認してほしい内容だ。

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入社までの半年にしておきたいことの記事でわかること

入社までの半年を有効に使うためのポイント

4月に新入社員としてスムーズにスタートするためには、様々な準備が必要となる。本記事では以下の項目に分けて解説していく。

なお、すべてについて早急に対応する必要はない。新社会人となる方は「自分に該当するものは何か」を考え、優先度が高いものから一つずつ準備をしてみよう。企業側の人事・研修担当者については、内定者に改めてアナウンスすべきことがないかという視点で確認してほしい。

入社までの半年で準備するものとは

就職先や業界への理解を深める

新社会人として所属する企業や組織について、改めて理解を深める時間を取ってほしい

就職活動が一段落し、内定式を終わった後の期間、企業について改めて理解を深める機会は少ない。具体的な業務内容などについてはわからない部分も多いかもしれないが、以下については誰もがすぐにチェックできるものだ。ぜひ月1回でも良いのでチェックしてみよう。

  • 企業のWebページ(例:新しいトピックやお知らせ、サービス内容などをチェック)
  • 企業に関連のある業種の情報(例:ネット検索、代表的なWebページを随時チェックする)」
  • 企業から配布されたパンフレットを改めて確認する
  • 内定者時代に実施された研修を改めて学びなおしてみる  など

身だしなみや服装を整える

身だしなみを整えておくことも必要な準備だ。以下のポイントを押さえておこう。

一般的な身だしなみのルールを調べておく

一般的に良いとされている「社会人としての身だしなみ」を自分で調べてみよう。「一般的には、どのような身だしなみが良いとされているのか」を理解し、その上で自社ルールを入社後に確認するという形で十分だろう。もちろん、事前に服装や規定などが配布されている場合は、それに遵守した身だしなみが整えられるように準備をしておこう。

身だしなみや服装のルール(一例)

項目 説明
頭・髪         - 清潔感が第一です。職場によっては長い髪の毛は接客の邪魔になるなどの指摘を受ける場合があります
- 職場見学や内定者研修などで訪問したとき、職場の雰囲気を確認しておきましょう
- 色は自然な髪色が基本です。7号までなど細かい指示がある場合はそれに従いましょう
- 企業にもよりますが、入社時は派手な色は避けるということが多いです
肌や表情 - 明るい表情を心がけましょう
- メイクをする場合はナチュラルメイクが基本です
- 髭は整えて清潔に見える状態にしましょう。
口元 - 口臭に気を配りましょう
- 喫煙する方や心配な方は口臭ケア用のものを用意しておくと良いかもしれません
服装(スーツ) - スーツはクリーニングに出し、シワや汚れがない状態で入社式を迎えます
- 入社後も定期的にクリーニングに出すことが好ましいため、あらかじめクリーニング店を探しておくなどの準備が必要です
服装(シャツ) - シャツにはアイロンをかけることが基本です(アイロンがない場合は購入必要)
- クリーニングに出す場合、出している間に使える量のシャツを用意しておきましょう
- シャツ必須でない場合も、首元がよれていないかなど第三者から見て清潔かどうかを確認します
- かがんだときに胸元が見えないかについても男女ともに確認が必要です。
靴下 - スーツ着用の場合、スーツに合わせた落ち着いた色の靴下が推奨です
- スーツ以外の場合でも派手すぎないようにしましょう
- 私服の場合などは職場の雰囲気に合わせましょう
- 革靴の場合、靴を磨くものを用意しておくと良いでしょう(高価なものでなくてかまいません)
- 毎日、出勤前には靴もきれいかをチェックします
ストッキング - 破れやすい、汚れやすいため常に予備を持ち歩いておきましょう
- 会社にロッカーや私物を入れて良い引き出しがある場合は一つおいておくこともおすすめです
香り - 過度な香水は、一般的に他者から見ても不快に思われてしまう場合が多いものです。気をつけましょう
バック・鞄 - 汚れや傷が目立たない、取引先に突然訪問する事になっても問題ないものを使用します
- 就職活動中に使っていたものでもかまいませんが、キズや汚れが目立つ場合は別途準備することがおすすめです

人事担当の方については、【人事担当者向け】ビジネスマナーのポイント4選こちらの記事も確認してほしい。必要であれば事前に案内をしておこう。

就職先でのルールを確認する(できればでOK)

以下は、企業や配属先の店舗、業種によって異なるルールが設けられている場合が多い。一般的に良いとされている身だしなみで入社式に望み、配属後に先輩社員に確認してみるということが理想だ。参考までに確認してみよう。

  • 髪色(何号まで色Okか、長さの指定があるか)
  • アクセサリー類やネイル(自由という企業から、細かく規定がある場合まで様々)
  • 初期からスーツでない場合、どのような服装が良いか(ビジネスカジュアルの程度
  • 靴(運動靴でもOKな会社も増えているが確認が必要。ヒールの高さは3~5センチ程度が基本)
  • ベルト、ネクタイの有無や柄・色(クールビズなどもあるため企業ごとに確認)

入社時に必要な持参物の確認

次に準備しておきたいものは、入社日当日に持参する持ち物の確認だ。入社直前になって慌てて買いに走るということがないように準備しておこう。また、準備物・当日の持ち物でわからないものは早めに確認しよう。

入社日当日の持参物(一例)

  • 企業側から提示された入社関連書類(必要書類のコピー、健康診断書など)
  • かばん(色、サイズ、制限があれば従う)
  • 身分証明証、印鑑
  • 定期券購入後の領収証
  • 定期券(入社後に購入する場合もあるため、確認しておきたい)
  • 名刺入れ(入社当日に必要か、営業職ではないが必要かなどは確認したい)
  • 歯磨きセット
  • 腕時計(制限があれば従う)
  • 書類を入れるファイル
  • メモ用のノート
  • 筆記用具(書類に記載を求められる場合もあるため、黒ボールペンは持っておきたい)
  • 飲み物
  • ハンカチ
  • 予備のストッキング(ストッキング必須の企業の場合)

なお、入社式はスーツ着用が基本という企業も多い。もし毎日スーツが基本な業務の場合、リクルートスーツだけではなく2~3着持っていると良いだろう。

健康管理と生活リズムの整備

健康な状態を維持することも必要な準備だ。最後の学生生活ということで、昼夜逆転の生活になってしまっている方や健康に対してあまり意識をしていなかった方はぜひチェックしてほしい。

入社前までに整えておきたい生活習慣

生活リズムを整備する

社会人になると、基本的には毎日同じ時間に出社し長時間業務に集中する必要がある。その環境に対応できる健康な身体を準備しておこう。今からできることとしては以下の通りだ。

起床・就寝時間を固定する(早寝早起きの習慣化)

まずは決まった時間に寝て起きるように習慣づけることからはじめよう。簡単なようで生活リズムを変えることは難しい。早寝早起きが理想だが、難しい場合は起床・睡眠の時間をある程度固定させよう。意識するだけではなく、実際に行動しなければ習慣づかない。ぜひ今日からはじめてほしい。

週末と平日の生活リズムを大きく変えない

新入社員として入社した後、平日に睡眠時間が取れなかった分を週末に寝溜めするということはよくある。しかし、休日の長時間の寝溜めは生活リズムや睡眠の質を低下させると言われているためNGだ。

起きておくべき時間に寝ることで時差ボケと同じような状態になってしまい、結局月曜に疲れを持ち越すことになる。毎週は難しいかもしれないが、できるだけ平日・休日で時生活リズムを変えないようにしてみよう。

睡眠の質・量ともに適切に取る

睡眠の質と量はいずれも重要であり、日中のパフォーマンスに直結する。睡眠の質(協調性深さ・熟睡感)と睡眠の量(睡眠時間)は、どちらかだけが足りていても意味がない。

なお、一般的に言われている8時間睡眠というのはあくまでも目安だ。人により時間は異なる。何時寝れば良いという絶対的なものはなく、自身が「このくらい寝ると調子が良い」と感じる時間が適切な睡眠時間と言われている。自身にとって「日中もすごしやすい」「よく寝れた」と思う時間を見つけることは、今からでもはじめてみよう。

健康管理をする

健康的な身体を維持するためのポイントは以下の通りだ。

適度な運動や散歩を10分でも良いからやってみる

運動はストレス解消や集中力の維持に役立つと言われている。業務にもよるが、デスクワークが多い仕事に就く場合、今のうちから運動習慣をつけておくと良いだろう。

1日30分程度の運動がおすすめだが、まずは10分外を散歩してみるなど、低いハードルを設けての行動が良い。継続して習慣にすることが重要なため、少しでも良いのでやり続けられるレベルを探し実施してほしい。

ストレスへの対応方法を知る

新しい環境で仕事を始めるというだけでストレスを感じてしまう方もいる。そのため、今のうちに「自分は何をするとストレス発散できるのか」を明確にしておくことも良いだろう。事前に理解しておくことで、ストレス状態に陥った時に自身での対応(セルフケア)ができるようになる。

引っ越し先の病院や薬局をチェックしておく

社会人生活をスタートするとともに、一人暮らしを始めるもしくは引っ越すという方も多いだろう。健康な状態を維持していても、どうしても体調を崩してしまう場合がある。その際、周囲にどのような病院やクリニックがあり、薬局などがあるかはある程度把握しておこう。

スキル面を磨く

次に準備しておきたいものは、社会人としてのスキル面だ。業務に関わることは入社後に覚えることがほとんどだが、基礎的な部分は準備しておくこともできる。具体的には以下の通りだ。

PCの基本操作

学生時代にPCの操作に慣れている方は問題ないが、あまり活用しなかったという方はできる範囲で準備をしておきたい。もちろん自宅にPCがない場合などは実践は難しいが、Web記事を読むことだけでも良いのでやってみよう。

  • PCの起動、シャットダウン、再起動方法
  • ファイルの作成、保存、移動方法
  • メール作成、送受信、ファイル添付方法
  • Officeソフトの基本(Word、Excel、パワーポイント)
  • Googleなど、検索エンジンの使用方法
  • Chatツール(Slack, Microsoft Teamsなど)の基本操作方法
  • ビデオ会議ツール(Zoom, Google Meetなど)の基本操作方法

特に、Officeソフトの基本などは独学で学ぶのは難しい場合もある。企業側でWord(ワード)研修Excel(エクセル)研修パワーポイント研修などが実施されていれば参加してみよう。それ以外にも、多くの解説本が販売されている。購入が難しければ図書館で探して読んでおくことも良いだろう。

ビジネスマナーの基礎

ビジネスマナーとは、相手に良い印象を与え円滑なコミュニケーションを図るためのスキルのことだ。入社後に新入社員研修ビジネスマナー研修などで学ぶことだが、一般的に言われている基礎部分は確認しておくことをおすすめする。

ポイントとしては5つの原則(表情・挨拶・身だしなみ・態度・言葉遣い)を学ぶことがおすすめだ。特に敬語などは苦手意識を持つ方も多いため、ネットで調べたり本を読むなどで準備をしておこう。

ビジネスマナーに関しては、こちらの記事もぜひ読んでほしい:ビジネスマナーとは【覚えておきたい基本まとめ】

引っ越し準備

新生活を今と違う場所で始めるという方は、物件選びや引っ越しの準備も必要だ。

いつまでに引っ越すか

入社1~2ヶ月前には引っ越しておくと安心だ。引っ越しに関しても、社内での規定やルールがある場合も多い。もし迷った場合は相談してみると良いだろう。(例:駐輪場は3月末時点で、4月からの月額で予約してしまって良いのかなど)

出社時間に移動を試してみる

引っ越し後、出社と同じ時間に出社経路を辿ってみることを推奨する。思っていたより時間がかかる場合や、バスの遅延や乗り切れないなどのトラブルが入社当日にあることを防ぐためだ。

周辺環境の確認

引っ越し先が決まった後は、上記でも取り上げたが、病院やクリニックの確認の他にもクリーニング屋の確認なども良いだろう。特に営業職などは毎日スーツとシャツでアイロンをする暇がないという場合もある。周囲環境を確認し、スムーズな新生活が過ごせるようにしておこう。

まとめ

本記事では、2025年度卒の方や人事・研修担当者向けに、入社半年前から準備しておきたいものを解説してきた。これらすべてについて準備が必要というわけではないが、すぐに習慣化が難しいものなどは今のうちから慣れておいてほしい。

受け入れ側としての人事・研修担当の方は、これらを確認した上で明確伝えていなかったものなどがあれば改めて発信することも良いだろう。新入社員としてより良いスタートを切れるようにそれぞれ準備をしていきたい。

この記事の監修者
リスキル事務局
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