2023年も残りわずかとなり、年末年始休暇に入った方も出始める時期だ。休暇の長短に関わらず、まとまった休みに学びなおしをしたいというビジネスパーソンも多いだろう。
本記事では、この冬おすすめの学び直し(リスキリング)テーマを5つ紹介する。身体と心を休めることを優先しつつも、せっかくの休暇に1つでも学びを深め、2024年の良い仕事初めに備えてほしい。
休暇中、ビジネスシーンで活用できるスキルを学ぶメリットは以下の通りだ。
まとまった休みは「時間を確保し、それを維持できる」という、社会人の勉強にうってつけの条件が揃っている。
1日数十分の勉強を毎日を継続できる方は別だが、どうしても時間が取れない方も多い。そのような方にとって、ある程度まとまった休みに勉強をし始めることがより良いスタートとなる。
2023年最後のまとまった休みである冬季休暇は、やりのこしたことや本だけ買っていて読み始めていないものなどに取り組める、絶好のチャンスと言えるだろう。
社会人となり、英語やAI、プログラミングなど「学び直しや勉強したいことはあるけれど、仕事で疲れてそれどころではない」という方は多い。それは、この記事を読んでいるあなただけではなく日本人全体に言えることだ。
事実、日本人の労働時間は平均で7時間42分とされており(厚生労働省データより、仕事から帰って日々数分~1時間程度勉強時間を取ることもままならないだろう。また、時間を取れたとしても継続することが難しい。
冬季休暇の日数は人それぞれだが、ある程度家ですごす方が多い。よりリラックスした状態で勉強に集中しやすいだろう。
では、本題であるおすすめの学び直しテーマを5つ紹介する。
本を買ってみる・買っていた本を読み始める・サイトを読んでどう勉強するかを考えるなど、少しでも構わないのでぜひ参考にしてほしい。
商談や会議などで英語を活用している企業も多い。冬季休暇だけで話せるようになるかというのは場合や取れる時間によるが、学びのスタートとするには良いテーマだろう。
英語を学ぶ手法は多様にある。eラーニングやオンラインプラットフォーム、勉強アプリなどだ。ぜひ自分に合う・継続できる方法を選んで学びはじめてほしい。
プログラミングやデータ分析などは、ある程度まとまった時間に集中して学び始めることがおすすめのテーマだ。
具体的にはプログラミング言語(Python、JavaScript、Javaなど)の基礎から学ぶことが有益だ。特に、Java研修ではプログラミング未経験のSEにも最適だ。動画講座など、オンラインで学べるものも多い。
本記事を書いているリスキルでは、企業向けの研修(Python研修、Java研修、JavaScript研修)などを用意している。カリキュラムなどを個人で勉強する際の参考にしてもらうと良いだろう。
その他にも、プログラミング言語を活用するPythonによるデータ分析研修も良い。プログラミング言語を活用しないデータ分析研修やデジタルマーケティング(Google Analyticsの学習など)も推奨される。
ビジネス戦略とは、企業が目標を達成し、市場において競争優位性を築くための方針や計画のことだ。
経営層だけがこのスキルを持っていれば良いということではなく、企業に所属する社員にも必要な部分だ。
具体的には、自身の商品やサービスを提供している市場がどのような環境におかれており、競合の状況がどうなっていて、今の方針で「勝てる組織」「ユーザーや顧客に選ばれる組織」で存在し続けられるのかということを考えていく。
新しい提案や企画を立てる場合や、管理職などであれば今後のチームや部署の判断や持って行き方を考える際に活用できるスキルだ。
若手社員であれば、SWOT分析や外部分析などのフレームワークを覚えることがおすすめだ。社内のことだけではなく社外のことも含めて考えることで視野が広くなる。
詳細内容 | |
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具体的なスキル | ロジカルシンキング・3C・ファイブフォース・SWOT分析・STP・マイケル・ポーターの3つの基本戦略・4Pなど |
外部研修のフレームワーク研修などを受けることもおすすめだ。ぜひ検討してほしい。
中堅社員以上であれば、今一度上記スキルを学びなおすことも良いだろうし、現状を分析しなおすこともおすすめだ。
また、外部研修を受けることで刺激をもらうことも良いだろう。変革リーダーシップ研修や管理職向け 経営視点強化研修、次世代リーダーシップ研修なども良いだろう。
学び直し=本を読んで勉強するということだけではない。知識を習得するという意味では健康や栄養管理に関することも学び直しの一つだ。
例えば、自分自身の健康について振り返り生活習慣を見直すこと・軽い運動やヨガ、マインドフルネスなどに関連する瞑想などを実践することなども良いだろう。
忙しい日々ではなかなか自身の健康管理について知識を得ることは難しい。心も身体も休養することに加えて「自身がストレスに感じやすいことはなにか」「上手く発散できているか」「他者に行うように、自分自身に優しさを向けられているか(=セルフコンパッション)」などを考え、マインドセットしてみることも良いだろう。
リスキルでは健康経営研修やセルフケア研修なども実施している。研修カリキュラムを見るだけでも「このような内容を学べば良いのか」ということがわかるため、ぜひカリキュラム内容を見てほしい。
写真や絵画、音楽や文章など、クリエイティブな分野を新たに学んで見ることもおすすめだ。
ビジネスシーンから一見離れてしまうと思われがちだが、文章を書くこと・感じたことを絵や音楽に表現することなどは発想力を高め、多面的にものを見る力が強化される。
得意かどうか、センスがあるかどうかは関係がない。オンラインツールや様々な本が出ているため、それを参考に初めてみてほしい。
本記事では、年末年始の休暇中に学び直したいスキルや新たに挑戦してみたい学びのテーマについて扱ってきた。
休息を取ることを優先しつつも、休暇明けの自分自身が「1年頑張ろう」と思えるスタートを切れるための準備をしてみることも良いかもしれない。
社会人になってからの学習は強制するものではないが、働き初めたからこそ「学ぶことによる新たな発見・気づき」「考え方をやわらかくする」などの効果が期待できる。
「良い本がないかな」「すぐ学べるアプリはないかな」などを探し始めるだけでもいい、ぜひ有意義で学びのある休暇にしてほしい。