この記事では、実際にビジネスマナー研修を受講した受講者の感想を元に、ポイント等について見ていきます。新人だけではなく、既存の社員に向けてビジネスマナー研修を実施することも増えており、そちらについてもどのような印象や感想を持たれるかを確認することできます。
目次
ご存知の通り、ビジネスマナー研修はビジネスシーンにおける基本エチケットを身に付けるための研修です。名刺交換や電話応対といったスキル面に加えて、「5分前には到着する」などの基本作法も確認していきます。新入社員が基本の対象ですが、近年は若手社員への意識強化のためや、中堅社員への再確認で実施されるケースも増えてきています。
単なる作法の暗記ではなく、相手への配慮という背景を理解することが、ビジネスマナー研修の本質です。この考え方が身に付くことで、社内外のコミュニケーションが円滑になり、業務の進めやすさにもつながります。
ビジネスマナー研修についてより詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
ここからは、実際にビジネスマナー研修を受講した方々の感想を紹介します。本記事で紹介する感想は、実際の研修アンケート回答をもとに、個人が特定できないよう一部表現を加工して掲載しています。敬語や電話対応など具体的なスキル面の気づきから、社会人としての心構えに関する気づきまで、幅広い声が寄せられていました。
新入社員から中堅社員まで、共通して多く挙がっていたのが言葉遣いや敬語に関する感想です。
新入社員研修の受講者からは、次のような感想が挙がりました。敬語の使い方について、過去のアルバイト経験などから知っているように感じていても、新たな発見があるようです。
知っているつもりでも、細かいところまで覚えていない尊敬語、謙譲語について学ぶことができて良かったです。
言葉遣いや敬語という、まだ使い方に慣れていない部分について基礎から学べて安心しました。
既存社員向けの通常研修の受講者からは、次のような感想が挙がりました。「正しいと思っていた敬語が誤りだった」という声が多く挙がる傾向にあります。
当たり前だと思って使っていた言葉遣いが、実は誤りだったと気づけたのが一番の収穫でした。
社会人になって長く経ちますが、なんとなくの理解で済ませていた言葉遣いの部分を改めて整理できて良い機会でした。
社会人になってから日が浅い方だけでなく、経験を重ねた社員からも「自己流になっていた言葉遣いを見直すきっかけになった」という声が目立ちました。何気なく使っていた言い回しが実は誤りだったと気づけることも、ビジネスマナー研修ならではの価値だと言えます。
実務にすぐ活かせる内容として、電話応対や来客対応、名刺交換に関する感想も多く寄せられています。
新入社員ビジネスマナー研修では、実務にそのまま活かせる内容への満足度の高いコメントが多く挙がる傾向にあります。
明日からすぐに実践できるという内容で、電話やメールのマナーがとても分かりやすかったです。
電話応対やメール送信など、曖昧だった部分が明確になり、今後に活かせる知識が身に付きました。
既存社員の方からは、曖昧な認識だった対応方法について再確認できたという声が挙がる傾向にあります。
名刺交換の細かい所作まで教えてもらえたことで、これまで自己流だった部分に気づけました。
電話応対やビジネスメールのみをテーマとした研修を検討したい場合は、次の研修も参考になります。
作法だけでなく、その背景にある考え方への気づきを挙げる声も多くありました。
新入社員研修の受講者からは、次のような声が挙げられました。
「マナーは何のためにあるのか?」という目的部分に気づきを得る方が多い印象です。
マナーは形式ではなく、相手やチーム、ひいては自分自身のためにあるものだと理解できたのが大きな学びでした。
相手の立場に立って考えることの大切さを、改めて実感できる時間でした。
既存社員向けの研修では、マナーの目的を再認識する方が多いです。
「なんとなく」でこなしていたマナーを、お客様ファーストの精神を軸に考え直す良い機会になりました。
相手への配慮や言葉遣いは、自分の考え方や表現の仕方ひとつで変わってくるのだと再認識しました。
このように、ビジネスマナー研修は業種を問わず「相手への配慮」という共通の学びにつながりやすい研修だと言えます。新入社員だけでなく、対人対応の多い現場で働く方からも、日々の業務にそのまま活かせるという声が多く寄せられていることが特徴です。
好意的な感想が中心である一方、研修の設計に関する改善点の指摘も見られます。それらについても確認し、研修を企画する際のポイントを見ていきます。
内容自体はとても良かったのですが、基礎的な部分が中心だったので、経験者向けにもう少し踏み込んだ内容があると嬉しいと感じました。
このような声はビジネスマナー研修を既存社員に行った場合には出がちです。しかし、基本の再確認という意味で行うため、内容自体を変える必要はあまりないでしょう。
単に研修の冒頭に、「再度基礎を徹底するために一度初心に帰ることも大切です。知っている内容が多い研修になると思いますが、"知っている"ではなく、"できている"かどうかを確認して受講してみてください。」と伝えるだけで十分に対策可能です。
丸一日の研修でしたが、内容の密度を考えると、もう少し短い時間でも十分だったのではと感じました。
時間配分に関する声が出そうな場合は、研修時間を半日と1日から選べるようにする、あるいは重要度の低い項目を圧縮するなど、内容と時間のバランスを事前に調整しておくと安心です。
座学の説明が多かった分、ロールプレイなど実践する時間をもっと増やしてほしいと感じました。
このような声が出るのはもったいなく、できる限り実践を多くすることが大切です。時間を短くして実践が少なくなるよりも、不満が出ても長く取り、実践的なロールプレイなどを取り入れた研修の方が結果的にやる意味があるでしょう。
寄せられた感想を分析すると、満足度の高い研修にはいくつかの共通点が見えてきます。
良い感想が集まりやすいビジネスマナー研修の特徴
特に、「明日からすぐに実践できる」という実感を持ってもらえるかどうかが、感想の満足度を大きく左右する傾向があります。研修企画の段階で、参加者が持ち帰って翌日から使える内容がどれだけ含まれているかを意識してみてください。一方で、内容を詰め込みすぎると、かえって「実践する時間が足りない」という改善要望につながりやすくなります。座学で理解を深めるパートと、ロールプレイで体に覚えさせるパートのバランスを事前に設計しておくことが、満足度の高い感想につながる近道と言えるでしょう。
ここまで紹介してきた感想の傾向を踏まえ、対象者やテーマに合わせて選べる研修をいくつか紹介します。
社会人としての基本を一から身に付けたい場合は、新入社員向けに特化した研修がおすすめです。
自己流になっていたマナーを見直し、改めて基本を整理したい場合は、既存社員向けの研修が選択肢になります。
電話応対に関する感想が多く挙がっていたように、電話応対だけを重点的に扱いたい場合は、専用の研修を組み合わせるのもおすすめです。
一社研修や公開講座、eラーニングなど、実施形式ごとに複数の講座を用意していますので、対象者の人数や予算に合わせて選ぶことができます。
ビジネスマナー研修の一覧を見る
ビジネスマナー研修の感想は、「すぐに使える基本スキルが身についた」「敬語や電話応対に自信が持てるようになった」という好意的な感想が多く見られる一方、「既存社員には実践的な内容が欲しかった」という声も一定数あります。こうした気になる感想は、「できているか」という視点で基本に立ち返り、研修を受けてもらうことで対策可能です。
研修担当者としては、ポジティブな感想と気になる感想の両方を踏まえたうえで、対象者に応じて研修の目的を明確にし、受講者自身に意識してもらうことが重要です。今後、ビジネスマナー研修の実施を検討する際の参考にしていただければ幸いです。
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