新入社員研修を検討するとき、研修担当者にとって気になるのが費用ではないでしょうか。新入社員研修は、通常の研修と違って数日から1週間程度のプログラムを組む企業も多く、日数に応じて費用相場も大きく変わってきます。
この記事では、新入社員研修の費用相場を形式別に整理し、期間による費用の違いや費用を抑えるポイントについても紹介します。新入社員研修を企画するさいには参考にしてください。
目次
新入社員研修の費用相場は、研修の形式によって大きく異なります。研修の実施形式にはさまざまな種類がありますが、代表的な形式である一社研修・公開講座・動画講座の3つを取り上げて、それぞれの費用相場を紹介します。まずは形式ごとの相場を押さえておきましょう。
一社研修とは、自社の新入社員だけを対象に実施する研修のことです。対面またはオンラインで、自社専用のプログラムとして実施するため、1人あたりの単価ではなく研修全体としての費用が発生します。費用相場としては、1日あたり20万~50万円が一般的です。新入社員研修は、ビジネスマナーからExcel研修、コミュニケーション研修など複数のテーマを数日から1週間にわたって組み合わせる企業も多く、その場合は日数分の費用を積み上げて考える必要があります。受講人数が多いほど、1人あたりの単価は下がっていく傾向にあります。
| 研修期間 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 1日のみ | 20万円〜50万円程度 |
| 3日間程度 | 60万円〜150万円程度 |
| 1週間程度 | 100万円〜250万円程度 |
上記はあくまで目安であり、テーマの組み合わせ方や受講人数によって金額は変動します。複数日にわたる研修を検討する場合は、日ごとにテーマを分けたうえで、それぞれの見積りを積み上げて総額を確認しておくと安心です。
見積りの取得方法は研修会社によって異なり、電話や打ち合わせをしなければ金額感がつかめないケースも少なくありません。リスキルの一社研修では、研修時間と受講人数を入力するだけで、その場でお見積りがメールに届く仕組みになっており、テーマを問わず料金は一律です。
公開講座は、複数の企業から新入社員が集まり、同じ会場やオンライン上で受講する形式の研修です。1講座1人あたり2万円から4万円程度で参加できることが多く、少人数での受講を考えている企業に向いています。一社研修のように会場費や講師の交通費を自社で負担する必要がなく、必要な人数分だけ申し込める点が強みです。
リスキルの公開講座では、6時間で16,800円/1人、3時間で12,500円/1人で受講可能です。
※ 料金は変更になっている可能性があるため、各サービスページをご確認ください。
eラーニング動画講座は、収録済みの映像を視聴しながら学ぶ形式です。会場費や講師の交通費がかからない分、費用を抑えやすく、入社前の内定者や配属後の復習にも使いやすいのが特徴です。
料金体系は、一定期間だけ視聴できるレンタル型、購入後は期限を気にせず使える買い切り型、月額・年額の定額で見放題になるサブスクリプション型の3つに分かれます。単発の利用ならレンタル型、毎年同じ内容を使うなら買い切り型、学習範囲を広くとりたいならサブスクリプション型が向いています。
サブスクリプション型は視聴量が多いほど割安になる一方、視聴状況にかかわらず固定費が発生します。受講してほしい講座を指定して確実に受けさせたい場合は、レンタル型・買い切り型のほうが管理しやすい形式です。
3つの実施形式による費用相場をまとめると、下記の通りです。
| 実施形式 | 料金の仕組み | 費用感の目安 |
|---|---|---|
| 一社研修 | 研修時間や人数に応じた見積り制 | 1日あたり20万〜50万円程度 |
| 公開講座 | 1名あたりの受講料が決まっている | 1名あたり2万〜4万円程度 |
| eラーニング(レンタル型) | 視聴期間・人数に応じた課金 | 1名あたり数千円〜 |
| eラーニング(買い切り型) | 講座単位で購入し、期限なく利用できる | 1講座あたり数十万円 |
| eラーニング(サブスク型) | 月額・年額の定額で見放題 | 1名あたり年間2万〜6万円程度 |
新入社員研修の費用は、単純に形式だけで決まるわけではありません。研修時間や人数、内容のカスタマイズ度合いによっても費用相場は上下するため、それぞれの要因を確認しておきましょう。
研修時間が長くなるほど、講師の拘束時間や準備の手間が増えるため費用は上がります。新入社員研修は、他の階層別研修と比べて数日から1週間ほどのまとまった期間で実施されることが多い点も特徴です。これは、ビジネスマナーや電話応対、Excel研修、コミュニケーション研修など、社会人としての基礎を一度にまとめて身に付けてもらう必要があるためです。日数が増えるほど総額は上がりますが、テーマごとに担当講師や実施形式を変えることで、費用を調整できる場合もあります。
一社研修の場合、受講人数が増えても料金が一律であるケースと、人数に応じて変動するケースがあります。事前にどちらの料金体系かを確認しておくと、予算を立てやすくなります。
自社の業界や職種に合わせてカリキュラムを個別に作り込む場合、既存プログラムをそのまま利用するよりも費用が高くなる傾向があります。ただし、その分自社の課題に即した内容にできるという利点もあります。
講師を自社に招く場合と、外部の会場を借りて実施する場合とでは、会場費や交通費の有無によって総費用が変わります。オンライン開催であれば、こうした付随費用を抑えられることもあります。
研修会社から見積りを取る際は、金額だけでなく「何が含まれていて、何が含まれていないか」を必ず確認しましょう。教材費やアンケート集計費が別途かかるケースもあるため、総額で比較することが大切です。
費用相場を把握したうえで、次に気になるのが各形式の特徴です。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自社の目的や予算に合わせて選ぶ必要があります。
メリット
デメリット
自社だけで実施する分、内容や進行を柔軟に決められます。費用面では公開講座や動画講座よりも高くなりやすい点を踏まえておく必要があります。
メリット
デメリット
決まったカリキュラムを他社の新入社員と一緒に受講する形式のため、費用は抑えやすい反面、自社の状況に合わせた調整は難しい点を理解しておきましょう。
メリット
デメリット
費用を最も抑えやすい形式ですが、一方通行の学習になりやすいため、実践的なスキルを身に付けさせたい場合は他の形式と組み合わせることが望ましいです。
新入社員研修の費用は、工夫次第で抑えることができます。目的を明確にしたうえで形式を選ぶことが、費用を抑える第一歩です。
費用を抑えるためにチェックしたい3つの視点
たとえば、ビジネスマナーやマインドセットなど汎用性の高いテーマは公開講座や動画講座を活用し、自社独自のルールなど自社でしか伝えられない内容だけを一社研修で実施するといった組み合わせ方も効果的です。研修の目的に合わせて形式を使い分けることで、費用を抑えながら必要な内容はしっかり押さえることができます。
新入社員研修と一口にいっても、扱うテーマによって費用相場は変わってきます。リスキルでは費用を気にせずテーマを選べるよう料金を一律に設定していますが、一般的にはテーマごとに費用が変わることがあります。代表的なテーマごとの傾向を見ていきましょう。
社会人としての基本的な立ち居振る舞いや名刺交換、電話応対などを学ぶ研修です。多くの企業で導入されているため、公開講座や動画講座でも比較的手頃な価格で提供されています。
報告・連絡・相談の基本を身に付ける研修です。実践的なロールプレイを取り入れる場合、一社研修での実施が向いており、その分費用はやや高めになる傾向があります。
メンタルヘルスへの関心の高まりから、近年導入が増えているテーマです。専門的な内容を扱うため、講師の専門性によって費用に差が出やすい研修といえます。
3つをまとめると下記の通りです。
汎用性の高いテーマ
ビジネスマナーなどは公開講座や動画講座でも対応しやすい
実践重視のテーマ
ロールプレイを伴う内容は一社研修が向いている
専門性の高いテーマ
メンタルヘルス関連は講師の専門性で費用が変わりやすい
新入社員研修の費用相場は、実施形式によって大きく変わります。数日から1週間にわたるプログラムになることも多いため、日数分の費用を総額で確認する視点が欠かせません。費用だけでなく、研修時間や人数、カスタマイズの度合いといった要因も踏まえて比較することが、納得のいく研修選びにつながります。
また、自社の新入社員がどのような姿になってほしいかを整理したうえで、目的に合った形式やテーマを選ぶことが大切です。まずは気になる研修の詳細を確認し、見積りを確認することから始めてみてはいかがでしょうか。
リスキル事務局が記事の執筆・監修をしています。人材育成にまつわるお役立ち情報を分かりやすく解説します。
■社員研修のリスキルとは?
社員研修のリスキルは、一人でも多くの人に人材育成を届けるために、利便性の高い研修サービスを提供しています。検索をすれば、一社で実施する研修、日程が決まっている参加型公開講座、eラーニング動画講座などをすぐに見つけ、簡単に申込みや見積書を作成することができます。
■プロフィール
会社名:株式会社リスキル
(「リスキル」は株式会社リスキルの登録商標です。)
設立:2022年5月2日
上場市場:東京証券取引所グロース市場
■研修実績
・利用社数は年間3900社以上
・年間受講者数 前年比157%
・プロフェッショナルの講師陣300名以上在籍