サーベイには、探査、測量、測定、調査などの意味があります。企業が行うサーベイは、組織の現状から問題点を洗い出し、解決に導くためのものです。
主に従業員を対象に、目的に応じた質問形式の調査方法がとられます。
リサーチにもサーベイ同様、調査という意味がありますが、サーベイとは若干意味が異なります。
企業でよく使われるリサーチといえば、マーケティングリサーチです。明確なターゲットに向けて、消費者の傾向やニーズなどを調査し、戦略をたてます。
それに対しサーベイは、現状を把握するための調査といえます。サーベイによって収集したデータをもとに、課題を見える化し、解決策を考えます。
組織の課題、従業員が抱える不満などを把握するために行われるのがサーベイです。サーベイには以下の種類があります。
会社や仕事に対する従業員の満足と不満足に影響する要因を調べます。
コンプライアンスに対する従業員一人ひとりの意識、潜在化しているリスクなどを調べます。
企業内で発生しているハラスメントの状況を調査します。今後の対策、予防などに役立てます。
労働時間やプライベートの充実度、家事・育児・介護の優先度などをサーベイによって把握し、今後の取り組みを考えます。
ダイバーシティについての従業員の認知度や、促進のための課題などを調査します。
サーベイには短いサイクルで行えるもの、1年に1回大規模に行うものなど、さまざまなやり方があります。
サーベイを実施することによって、今まで見えていなかった課題が明確になり、何らかの対策を打つことができます。
また、ちょっとした環境の変化で従業員の意識は変わるものです。サーベイは定期的に行うのがおすすめです。